~しあわせのプロになる♪~オーガニックライフの魔法

オーガニックライフサポーターしょうこの、しあわせのプロになるための気づきや感動をシェアする日記

美しい食べ物。

先日母と京都へ行き、その日の終わり、

寝る前にベッドの上で、ふと気がついた。

 

早朝からの旅だったにも関わらず、

旅疲れが一切なく、なんとも「余韻」が美しく、清々しい。

理由は明白だった。

「今日1日、美しい人と過ごしたから」だ。

 

 

私の最近感じる「美しい人」というのは絶世の美女やモデルといった意味ではなく、

生き方や心根が美しい人。

 

その日は、最近お知り合いにならせていただいた京都のお茶人の方のご自宅に行き、
お茶会に参加した。

 

掛け軸や茶器、お菓子のすべてが

季節に合わせた「桃」尽くし。

 

全身全霊で季節を味わう「お茶」の世界観にも感動したが、
とにかくその先生が、素敵すぎる。

 

一流のお茶人であり

メディアに出るほどの立派な方にも関わらず、

驕りが一切なく、おおらかでニコニコしている。

先日はなんと私の主催する健康セミナーを聴きに来てくださり、

「とても勉強になりました。

やはりうちに来たお客様には、

安心してお茶を召し上がっていただきたいので、

再来月からお茶をすべて無農薬にします」

とおっしゃってくださった。

 

ご自身が一流の人生の大先輩であるのにも関わらず、

このような若輩者の私からも好奇心いっぱいにキラキラした瞳で学んでくださり、

既存のものに留まらず、

物事がより良くなるために、

そしてまわりの方を喜ばせるために、

物事やシステムを改善し、

クリエイトしてゆく姿勢。

 

 

本当にすごい人は「自分はすごい」という態度や言葉がないとは聞いたことがあるが、まさにそのとおりだ。

本物の人格者とは、こうなのだ。

心の奥が、すうっと涼やかになり、浄化されていく。

 

とある画家が、美しい景色に出会った時に、

「私は、その景色を目で食べていた。」

と表現していたことを思い出した。

そうなのだ。

 

きっと私はこの日、

美しいお菓子と美味しいお茶と、

美術品のように素晴らしい茶器や茶碗だけでなく、

 

その先生から醸し出される温かい空気、

言葉、体験、おもてなし…

それらすべてを、

目から口から耳から肌から召し上がらせていただいた。

 

「一緒に過ごす人は、食べ物と同じくらい影響があるよ」

と師が言っていた意味が分かる。

 

美しい人と人生の時間を共有できることは、
私にとってオーガニックの食べ物を食べることと同じくらい
大切で、ありがたいことなのだと改めて気がつき、
感謝でいっぱいになった。