~しあわせのプロになる♪~オーガニックライフの魔法

オーガニックライフサポーターしょうこの、しあわせのプロになるための気づきや感動をシェアする日記

いのちのバトン

私の勤めるカフェcocozionでの、食や健康のお勉強会「cocozion寺子屋」がスタートして一年が経ちました。

そもそも、この会をしよう!と思ったきっかけは、11年前にさかのぼります。

当時、私はとある会社の無料セミナーで、

食のことやオーガニックのことを学んでいました。

そのセミナーの内容は、サプリメントや栄養のことなどではなく、

土のこと、菌のこと、微生物のこと、日本の昔ながらの調味料の作り方・・・

表面的で一時的な「健康」のことではなく、

脈々と日本人が生活の中で紡いできた「生きる知恵」「自然と調和した生き方」の
おはなしばかりでした。


当時22歳の私は、目から鱗をこぼしっぱなしで、前のめりで参加していました。

その時、自分の魂の根幹の部分が、とても喜んでいるのを感じたのです。

「そうか、微生物が土にいるから、農薬をかけたら微生物が弱って、結果お野菜も弱くなるのか」

とか知識が点ではなく線になっていくことの嬉しさ。

「これ、お母さんに教えてあげよう!」

「これ、アトピーに悩んでるあの子に教えてあげよう!」

と、大切なひとの助けになれそうな、役に立ちそうな情報を得られたことの嬉しさ。


自分がよりよく生きるためのお宝のような情報に出会うと、

こんなにも嬉しいなんて!!と感動の連続でした。


ところがこのセミナー、ひとつ変わったことがありました。

当時会員制だったその会社の平均年齢はなんと64歳。

そう、まわりを見渡すかぎりおばあちゃんばかり。

だけど皆さんパワフルで、生き生きしいて、身体も心もしっかりしているスーパーおばあちゃん。

そんなスーパーおばあちゃんたちが、

「私たちは、次世代のためにこのことをやってるの。

自分が無農薬の野菜を食べたいから、とかじゃないの」

とさりげなく言った言葉に、私はハッとしました。

「次世代・・・つまり私たちのためか!!!」と。


消費者が安くて便利なものを選び続けたら、

100年後の日本はチェーン店やコンビニばかりの国になってしまう。


手間暇かかった職人さんの本物の調味料や、

汗水たらして愛情をかけられた無農薬のお野菜は、

過去の遺物になってしまう。


私たちが健康に豊かに暮らすために、

このおばあちゃんたちは、風化しかけている大切な情報と物を、

一生懸命伝えてくれている。


これは、いのちのバトンなんだ。


それに気づいてからは、そのセミナー参加への熱意が一層高まり、

ノートもびっしり書くようになりました。

そのセミナーの名前が「寺子屋」でした。


今はもうその会社はないですが、その時に得た知識や情報は、

今の時代にぴったりで、まったく廃れていません。

そのびっしり書き留めたノートを見直していたときに、

「受け取ったバトンを渡さなくては!!
こんな素晴らしいこと、こんな必要なこと、
自分で止めてたらあかん!」

と、心から思いました。

そしてついに去年から、その時のノートとそのあと学んだ情報をもとに、

cocozion寺子屋を開いています。


毎回、様々な方が参加してくださいますが(最近男性が多いですね)

本当にみなさん、会の最後はイキイキした表情になっているのが、

毎回の私のひそかな楽しみです♪


現実的で直面的な話を嫌がる方もいるかもしれませんが、

やっぱり人は、自分の身体と心を生かす情報に出会うと、

きっと魂の底では嬉しくなるのではないか、と思います。


まだまだ勉強中の身ではありますが、

今年もこの命なバトンである「cocozion寺子屋」を、皆さんと一緒に

繋いでいけたらと思います。


【cocozion寺子屋 スケジュール】
・1月26日(土)11~13時 「電磁波」のおはなし
・2月2日(土)11~13時 「水素」のおはなし
・2月9日(土)11~13時 「電磁波」のおはなし
※オーガニックランチつきで2500円(会員2000円)

【その他おはなし会】
・2月16日(土)11~13時 「お水」のおはなし会
参加費無料、1オーダー制

・2月23日(土)12~15時 マタニティ―&子育てのおはなし会
参加費3000円(会員2500円) オーガニックランチ&スイーツ&ドリンクつき
▼▼ご予約・お問い合わせはこちら▼▼
【0798-78-3111】
【info@cocozion.org】

本当にしあわせな服の選び方。

なかなか痛い所を突かれた。

久々に、良い意味で心に棘が刺さり、

その傷を味わうことになる映画だった。

 

 

その映画の名前は「ザ・トゥルーコスト」というドキュメンタリー。

友人が「ぜひ」とDVDを貸してくれた。

 

オーガニックや地球環境には意識が高いつもりだったが、

「着るもの」に関してはかなり意識が低かった。

 

だけどこの映画で淡々と語られる事実は、

ただ単に「オーガニックコットンの服は身体に害がなくて

優しい♪」なんていう単純なものではなかった。

 

巨大企業の裏側で、

低賃金で朝から晩まで働くバングラデシュの女性。

 

倒壊寸前のビルで働かされ、「安全性よりも利益を」と、

ついにはその瓦礫の下で犠牲になった人々。

 

皮を加工する工場の汚染水で、重い皮膚病を患い、

悲惨な見た目になってしまった女性や、障害児。

 

「よくここまで、モザイクなしで…」と息を呑むほどの惨状。

 

物語は、きらびやかなファッションショーや週末バーゲンに狂う人々と、

 

バングラデシュやインドの悲惨な現状や捨てられた服のゴミ山を、

まるで世界の光と影のように対照的に描き出す。

 

最も環境を蝕んでいる産業は、石油産業に次いで、

ファッション産業が第二位だそう。

 

世界の農薬使用料ダントツNo.1は、

まさかの綿花だそうだ。

トマトやキュウリの農薬は気にしていたけど…。

 

映画の中に、とある激安スーツの、アメリカで放映されたCM映像があった。

「三枚で一枚ぶんの値段!スーツが布巾よりも安い!」

というナレーションと共に、

テーブルにこぼれたジュースを、

なんとスーツで無造作に拭き、

ポイッとゴミ箱に捨てる映像が流れる。

そこに「HAHAHA…」という外人の笑う効果音付きだ。

いやいや、笑うとこじゃないだろう。

背筋がすっと寒くなる。

 

小さな子どもを預けて、

工場で懸命に服を縫い上げるバングラデシュの女性がいることなんて、

ただ服を値段だけ見て買う私たちには想像がつかない。

 

自分のオシャレを我慢しようとか、節約しようとか、

「昔に戻ろう」という話ではない。

 

みんながハッピーになる「創造的解決」が

もう見えてこないといけない時代だ。

 

まずは自らの洋服を見直してみることにした。

 

すると、大きく二種類に分かれた。

 

ひとつは「可愛い」「流行りだし」「安いし」「店員さんに薦められたし」などあらゆる理由で購入した服たち、

 

もうひとつは、私の母の親友で、上質な物しか周りに置かない超センスの良いセレブがいて、彼女からいただいたお古。

 

この数年、季節ごとに、断捨離という名の厳しい総選挙を行っても神7に堂々と君臨し続けるのが、

 

このセレブからのお古である「上質の服」たちなのである。

 

自分がときめいて買ったはずの洋服すら、

一部を除きあっという間に圏外になり、

ゴミ箱行きになる。

 

上質な服には流行り廃れがなく、

手触りも格段に優しく気持ちいい上に、

ヨレや傷みも少ない。

 

やはり本当のお金持ちは、上質な物を長く大切に使い、

無駄遣いしないのだ、と文字通り「肌で」体感する。

 

「安物買いの銭失い」とはまさに、

近年の洋服事情にピッタリな諺なのかもしれない。

 

いきなり上質な服を買うのは難しくても、

本当にお気に入りの服を大切に着ることは

今日からでも出来る。

 

また、公正に取引されたフェアトレードの商品(ピープルツリーというブランド)や

無印良品などのオーガニックコットンを選ぶという選択肢も

今日からできる。

 

「何か新しい物を買えば自分は幸せになれる」

と広告は強烈に言うが、果たしてそうなのか?と、

ドキュメンタリーの中でもジャーナリストが疑問を挙げていた。

 

 

私たちは、自分の幸せを我慢したり、

恵まれない人たちに同情したりするのではなくて、

 

本当に自分は何を求めてるのかを探求して、

本当の意味で自分を満たすことが、

いよいよ求められている時代にきていると思う。

 

本当に自分が満たされれば、

おのずと周りも幸せになるはずだから。

 

服だけでなく、「ひとの幸せとは?」という原始的な問いまで考えさせられてしまった映画だった。

地球に溶け込む体験。

「青」という色は、なんでこんなにも惹きつけられ、

胸がしめつけられるほどに美しく、いとしいのだろう。

そして「美しい」と感じると、

なんでこんなにも苦しいほど懐かしい気持ちになるのだろう。

 

人生はじめての沖縄の四日間の旅は、

とにかく「青」にときめいた毎日だった。

 

透き通るようなエメラルドグリーンの中、

サンゴのまわりの青い魚やニモと戯れ・・・

 

 

とまぁ、ここまでは想定内の沖縄の夢のような時間だったのですが、

さらにこの先、想像をこえる体験をすることに。

 

伊良部島の中の、とある場所へ連れていってもらった。

 

そこは「竜の口」とも言われている、とても神聖な場所。

冒険チックな岩場を越えて、たどりついたその場所は、

天然の珊瑚の要塞に囲まれた窪みが

深い深い青の池のようになっていて、

一部海の底が見えない場所から海と繋がっているらしく、

そこから「ごぉ~」とまるで竜の鳴き声のように響いていた。

 

あんなに深い「青」をこの目で見たのは初めてだった。

 

さきほどまでのウキウキわくわくテンションとは打って変わって、

胸が苦しいほどの光栄さと、ありがたさと、

そして畏れの気持ちが湧き上がってきた。

 

「恐れ」ではなく「畏れ」という感情は、

とても必要なものなんだと昔、本で読んだことがある。

 

大自然への畏敬、

「人間は到底かなわない」とひれ伏す気持ち、

それらがなくなってしまったら人間はおしまいだ、と。

 

文明が進み、土地を開拓し、

気象や地震までもが操作できるとまで言われている今日の人間の営みが、

一瞬にしてちっぽけなものに思えてしまうほど、

その場所から感じる「自然」は美しかった。圧倒的だった。

すがすがしいほどに、完敗だった。(そもそも戦ってなんていないけど)

 

さらに光栄なことに、その場所で泳ぐという体験もした。

ひやりとした水に、足を浸し、腰までつかりながら、

「お邪魔します。」と自然に口に出していた。

 

しばらくゆっくりと泳ぎ、

深い青の中にとけこむ自分を味わう。

 

静かにお祈りをしていたら、

足元に色とりどりの美しい魚たちが寄ってきた。

 

その瞬間、

「わたし、ほんとうに、自然の一部なんだ」

ということがストンと腑に落ちた。

 

普段からお話会や勉強会で、

「人間という存在だって、もともとオーガニックなんです」と人前で語っていたが、

「本当にそうだな・・・」と改めて思った。

 

頭で知るのと体験するのとは違う。

 

泳ぎながら、震えている自分に気が付いた。

寒さで震えているのか、畏れと感動で震えているのか、

もはやわからなかったけど。

 

深い青に浮かびながら、心に誓う。

 

この「青」をしっかりと胸に保存しよう。

 

この「青」をしっかりと体内に取り込んで、関西に持って帰ろう。

 

街中で、本来なかよくすべき人に対してイライラしたり、

 

本当は仲間なのに敵のように感じてしまったり、

 

自分が自分から離れかけたときに、この「青」を思い出そう。

 

この言葉にできない感情を、

言葉にするのがもったいない感情すらも、

あえて言葉にしよう。

覚えておきたいから。伝えたいから。そのことで魂が喜ぶから。

 

色や感覚やときめきを持ち帰って、日々の生活に生かす。

地球はパラダイスだということをあらためて認識する。

そういう旅ができたことに、心から感謝。

日日是好日

「今ここにいる」ことが、なんて難しい時代なんだろう。

 

スマホ

リアルすぎるバーチャル画像、

情報の洪水…。

 

「心ここにあらず」にする物が溢れすぎている。

 

だけど、だからこそ、

「今ここにいる」ことの尊さが、

川底からやっとの思いで探し出したキラキラ光る砂金のような、

喜びと感動を感じられるものだと思う。

 

 

映画「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」を、

金沢の祖母と観た。

 

そもそも母が私に「これ読んで!」と原作を渡してきたのが始まり。

 

「お茶」を習う主人公の心の動きや成長や発見が綴られた

この作品は、

 

 

映画では、樹木希林演じるお茶の先生(さすが…と吐息が出るほどの演技。絶妙なニュアンスが、たまに笑える(笑)、

そして主人公は黒木華が熱演。

 

「熱演」と言うほど激しいシーンはないのだが、

そう表現したのには理由がある。

 

原作の中で私が気に入った箇所がこちら。

 

 

【私は何も言えなかったのだ。

言えばきっと、言葉の空振りになるのがわかる。

思いや感情に、言葉が追いつかないのだ。

ーーー(中略)走って誰かに伝えに行きたいような胸の熱さと、

言葉が追いつかない虚しさと、

言いたいけど言えないやるせなさが、せめぎあう沈黙。

沈黙とは、こんなに熱かったのか……。】

 

 

10年がかりで発見した素敵なことを、口に出さず味わう主人公。

 

素晴らしい気付きがたくさんあるけれど、

 

あえて教えずに黙って、

 

弟子みずから気付くのをひたすら待つ先生。

 

静かに穏やかに流れる映画の中で、

 

そんな【熱い沈黙】を彼女たちは演じていた。

 

 

昔から、私は日本人特有の「秘める」という意味が分からなかった。

 

アメリカ留学をキッカケに、

 

ますます「思ったことをすぐに伝えるほうが良いに決まってる!」と確信し、

 

帰国後もそう努めた。

 

だけど、そうやって生きていくうちに、いつからか、

 

「雨より晴れのほうがいい」

「元気じゃないより元気なほうがいい」

「暗いより明るいほうがいい」

「1人より大勢がいい」

「沈黙よりにぎやかがいい」

「ゆっくりより迅速なほうがいい」

「闇より光がいい」

 

そんなふうに思っている自分に気づいた。

 

自分の中に起きている感情や気付きを、

 

味わい、熟成する前に、即シェアしてしまうから、

 

結果、作る世界が浅くなってしまったりする時もある。

 

だけど、世の中「光」だけで出来てるわけじゃない。

 

毎日毎日がカラリと晴れて、明るく過ごせるわけじゃない。

 

日日是好日」とは、

 

「晴れの日も雨の日も、毎日がよい日」という意味だそう。

 

雨の日には雨を聴く。

 

暑い日には暑さを感じる。

 

私たちが季節は春夏秋冬の4つだ、とザックリ生きている一年を、

昔の人はなんと24の季節に区切って、

風や雲、虫や植物の変化をいとおしんでいたそう。

(つまり2週間ごとに季節が違うということか…感受性すごすぎる…)

 

それをひとつひとつ感じて、

 

「いまここ」を味わうのが「お茶」の世界なのかもしれない。

 

お茶に限った話ではない。

 

心や生き方に「道」を持っている人は、

 

なにか見えないけど確かな「芯」がある。

例えば剣道を20年以上続けている素敵な友人がいるが、

彼女の口から

「わたし剣道、大好きやねん!」という言葉が出てきたことはないし、

むしろ「私、別に剣道向いてるわけじゃないよ」

と言った時に私は心底驚いた。

だけど、剣道を語る口調の中にほとばしる熱さを感じるし、

なにより「続けている」という事実が、

どんな言葉よりも物を言う。

彼女も、すぐには言葉にできない何かを感じながら、

自分の感情や好き嫌いよりも、

自分に流れてきた「道」や「形」への敬意を優先して、

続けてきたんだろうか。

日日是好日」の主人公も

「別に好きなわけじゃ…」と言いながら毎週土曜日に必ずお茶に通い、

自然と一体になる感覚や、

「今ここにいる」という感覚を掴んでいく。

原作では「まえがき」に、(映画ではラストに)

【世の中には「すぐわかるもの」と「すぐにはわからないもの」の二種類がある。】

という表現がある。

すぐに良さがわかるディズニー映画のような作品もあれば、

最初はさっぱり分からなくても、

年齢と共に良さが分かるものもある。

「道」とは、明らかに後者なのだと思う。

この「日日是好日」という映画を、

私は高校生の時に観ても「ふーん」で終わっていたかもしれない。

だけど、いまこの年齢で観て、

こんなに胸を打たれていることが嬉しい。

もし映画をすでに観た方は、原作をぜひ読んでほしい。

 

 
もちろん映画だけでも素晴らしい。

そしてセットだと広がる世界が違うので、もしこれから観る人は、ぜひ! 

熱く、静かに、心にしみわたる作品だった。

 

このさき生きていくことが、ますます楽しみになってきた♪

ブログ始めました。

はじめまして。

今日からブログをはじめます。

オーガニックライフサポーターというお仕事をしているしょうこです。

 

ブログでは、私がオーガニックライフをしている中で日々感じる事を

シェアしていきますが、

テーマは

 

《しあわせのプロになる》

 

です。

 

私は昔から「プロ」という言葉にすごくきゅんときます。

 

パイロットであれ、歯医者さんであれ、シェフであれ、

 

「プロ」のお仕事をしているひと見ると、心惹かれます。

 

「プロとは、いついかなる時も、その分野におけるサービスを一定レベル以上のレベルで与えられる人だ」

と誰かが言っていたことがあります。

 

 

いついかなる時も、

自分の機嫌を自分でとり、

自分の人生を自分で選択し、

自分を満たし、

そしてまわりに幸せをまき散らせるひと。

 

わたしはそんな「しあわせのプロ」でありたいし、

あり続けたいなと思います。

 

・「オーガニックライフ」を送ること

・自分の人生を選択すること

 

このふたつはそのためのキーワードだと思っています。

 

オーガニックライフとはなにか?

ほんとうに選択をするとはどういうことなのか?

 

そんなテーマを掘り下げながら、

そして映画や本の感想を書くのも大好きなので、

いろんなことを書いていきたいと思います^^

 

よろしくお願いします^^